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直結式給水のご案内

更新日:2021年03月31日

  以前はマンションやビルで使われる水は、いったん貯水槽(受水槽)に貯めた水道水をポンプで各戸に送ること(貯水槽式)が一般的でした。

 しかし、最近では水道本管から直接各戸まで水道水を送ること(直結式)ができるようになっています。直結式の給水では、貯水槽の清掃が不要な上、浄水場から送られたフレッシュな水がご利用いただけます。

 

給水方式

給水方式の分類

 直結式給水には、水道本管の水圧を利用して水を送る直結直圧式と、給水管の途中にポンプを設置し、増圧して水道水を送る直結増圧式の2つの方式があります。

 水道水の用途や建物の構造によって、次のように使い分けます。

直結直圧・直結増圧式の適用範囲

 直結直圧式や直結増圧式を選択するためには、いくつかの条件を満たしている必要があります。

○ 適用地域
伊丹市水道給水区域内において、通常最小動水圧0.18MPa程度を維持できる配水管が整備されており、3直式においては口径50mm以上の配水管から、増圧式においては口径75mm以上の配水管からの分岐が可能な地域であること。

○共通事項(3直式、増圧式ともに適用)
(1)原則として、分岐する給水管口径が配水管口径の2ランク以下であること。
(2)設計協議時に、使用目的(用途)が決まっていること。
(3)水理計算上の給水が可能であること。


○3直式の適用条件
(1)給水栓の高さが、給水可能な配水管の天端より10m以下の建物であること。
(2)建物の階数は、給水分岐が可能な配水管の埋設路面から3階以下であること。ただし中階のある場合は、中階を1階分とすること。
(3)給水管の分岐口径が25mm以上、50mm以下の建物であること。
(4)共同住宅の給水戸数は12戸以下とし、独身寮、ワンルームマンション等につい ては24戸以下とすること。
(5)1日の使用水量が12m3以下であること。


○増圧式の適用条件
(1)増圧装置の口径が75mm以下であること。
(2)水理計算上、使用圧力0.75MPa以下の増圧装置による給水が可能な建物であること。

注意

 上記以外にもいくつかの条件があります。詳しくは伊丹市上下水道局水道課給排水設備担当までお問合せください。

給水方式によるメリット・デメリット

 直結式と貯水槽式にはそれぞれメリット・デメリットがありますので、その建物や用途に応じた給水方式を選択しましょう。

 

給水方式メリット・デメリット

 

既設の建物の改造

 既設の建物が貯水槽式の場合でも、一定の条件を満たしていれば直結直圧式や直結増圧式への改造が可能です。

工事費用

 設置者(所有者)の負担となります。

この記事に関するお問い合わせ先

伊丹市上下水道局経営企画室給排水課
〒664-0881伊丹市昆陽1-1-2(局庁舎1階)
電話番号072-783-1654 ファクス072-783-0911