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下水道の維持管理

更新日:2021年03月31日

下水道の維持管理

 ご家庭などからでた汚水は、道路の下に埋設された公共下水道管を通じて下水処理場に流れていき、伊丹市の東部では猪名川流域下水道原田処理場、西部では武庫川下流流域下水道武庫川下流浄化センターで処理しています。

 伊丹市の下水道管は、現在約480キロメートルあり、道路の下にあるため自動車の重みや振動で傷んだり、砂や泥がたまると流れが悪くなって汚水があふれたりします。このため、上下水道局では、下水が正しく流れているかテレビカメラを使って下水管の中を点検して、下水管が痛んでいたら補修したり、砂や泥がたまっていたら高圧洗浄車で洗い流してバキューム車で取り除きます。市民が24時間、365日安心して下水道を利用していただくために、さまざまな維持管理を行なっています。

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※ 分流式とは、汚水と雨水をそれぞれの公共下水道管で流す方法です。

※ 合流式とは、汚水と雨水をひとつの公共下水道管で集めて流す方法です。

公共下水道管の点検・清掃

 公共下水道管には、常に汚水が流れています。汚水が正しく流れているかテレビカメラを使って管内を点検したり、汚水がスムーズに流れるよう管内にたまった土砂やごみを高圧洗浄車などを使って定期的に取り除きます。

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マンホール清掃(高圧洗浄)

公共下水道管の補修工事

 長年使用されることで下水道施設は老朽化が進み、修繕が必要となります。公共下水道管の補修工事やマンホールポンプ(汚水を送るためのポンプ)の修理、マンホールのふたの交換などを行っています。

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汚水管布設工事

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人孔布設工事

公共下水道管の管渠更生工事

 上下水道局では、古くなった公共下水道管を計画的に更新しております。更新工事にあたっては、道路を掘らない経済的な管渠更生工法を活用しています。管渠更生工法とは、特殊な素材を熱や光などにより硬化させ、既設の下水道管の中に新しい管をつくる工事方法です。

管渠更生工法の特徴

●既設の下水道管の内側に新しい樹脂性の膜を形成する工法です。

●マンホールから管材料を挿入するため、道路を掘削せずに施工することができます。

●既設の下水道管とは異なり、管と管の継ぎ目がない連続した構造となっているため、漏水や侵入水を防止できます。

 

管渠更生工事の流れ(熱硬化工法)

1.管内の洗浄を行います。

管内の洗浄状況

2.更生材を引き込みます。

更生材

3.更生材に圧力をかけ拡径します。

拡径状況

4.更生材を既設管に密着させます。

密着状況

5.更生材を加熱させ硬化します。

加熱状況

6.管口を切断し、完了です。

管口切断状況

工事前

工事後

下水道工事予定箇所

今後実施する下水道工事予定箇所については、次のリンク先のページからご確認ください。

この記事に関するお問い合わせ先

伊丹市上下水道局整備保全室下水道課工務グループ
〒664-0881伊丹市昆陽1-1-2(局庁舎2階)
電話番号072-784-8074 ファクス072-784-8213