災害に備えて!

東日本大震災により被災地の水道施設の多くが損壊するなど、甚大な被害を受けました。さらに、今後30年以内に70%の確率でマグニチュード8~9クラスの南海トラフ大地震が起こると予想されています。震災により上下水道施設が被害を受け上下水道が停止すれば、飲み水が断たれるだけでなくトイレやお風呂も使用できなくなります。また、全国各地で集中豪雨による洪水や内水氾濫に直通する状況にあります。こうした災害から安全・安心な暮らしを守る上下水道局の取組みをご紹介します。

東日本大震災被災地での応援給水の様子

上下水道局の取組み

上下水道施設の強靭化

地震時に接続部分がはずれにくい水道管への取替え工事を、計画的に毎年約6~7キロメートル実施しています。平成25年度から平成26年度にかけて、浄水処理した水を貯える3配水池の内、2池の耐震化を行いました。また、平成27年度から平成28年度にかけては、原水(浄水処理する前の水)の細かな塵やごみを取り除くフロック形成池(沈殿処理設備)の耐震化を行いました。

下水道施設では、耐震性能を持った下水道管への取替工事を計画的に実施すると共に雨水ポンプ場6箇所のうち未耐震の3雨水ポンプ場の耐震化に取組んでいます。また、集中豪雨による浸水被害を軽減させるため、雨水整備計画の見直し作業に着手しました。

今後も、計画的に上下水道施設の強靭化を進め、「災害に強い上下水道施設」の構築を目指して取組んでいきます。

災害への備えと応急給水

災害に備え2台の応急給水車を配備するほか、震災時にも使用可能な耐震性貯水槽を市内3箇所に設置しています。その他、応急給水袋や給水タンクの備蓄など、速やかに応急給水できるように備えています。断水時には市内の小学校や避難所で給水所を開設し、被災した方々ができるだけ近くで給水ができるようにします。

 

 

【応急給水拠点一覧】             【耐震性貯水槽設置場所】

近隣事業体との相互応援

災害の発生に伴う大規模な断水を想定し、近隣の水道事業体と「災害時における相互応援協定」を結び、迅速な応急給水活動や円滑な応急復旧工事が実施できる体制を構築しています。また、断水区域を解消するため、本市と他都市の水道管を連結して他都市から水道水の供給を受ける工事を実施しました。

 

教育・訓練の充実

水道施設の被災により断水や出水不良などが発生すれば通常給水が再開するまでの間、迅速かつ的確な応急給水活動を行い、飲料水の確保に万全を期す必要があります。上下水道局では、伊丹市総合防災訓練に参加すると共に独自に市内3箇所に設置した耐震性貯水槽(100t)を活用した応急給水訓練などを実施しています。

ご家庭でできること

大規模な災害により上下水道施設に甚大な被害が発生した場合、上下水道施設の復旧に時間を要することが想定されます。このため、「自分の身は自分で守る」と言った自助の考えを持ち、日頃から次の行動を行うことが大切です。

災害を知る

地震や大雨に関するハザードマップにより想定される被害を把握する。

災害から身を守る

家屋等の耐震化や止水板を設置するなどの対策を行い、人的・物的な被害を軽減させる。

災害から逃げる

日頃より安全な避難経路を点検しておくと共に最寄の避難所を確認する。

災害に備える

食料品の備蓄と合わせて断水に備えて水道水のくみ置きや雨水貯留タンクを活用する。また、生活再建に向けて地震保険等に加入しておく。

水道水のくみ置き

空きペットボトルなどをよく洗浄し、容器の口いっぱいまで水道水を注ぎ、フタをしっかりと締め暗い場所に保管して下さい。この状態で3日間は直接飲用できます。※浄水器を通した場合や沸かした水は塩素による消毒効果が減るので、毎日くみかえて下さい。

お風呂の残り湯の活用

断水となった場合に、トイレや火災時の消火用など、飲用以外の生活用水として使用できます。

応急給水用の容器を準備

給水車から給水を受けるための、清潔な容器を準備しておきましょう。

雨水貯留タンクを活用

屋根に降った雨水を150リットル程度の貯留タンクに溜めておき、断水時のトイレなどの雑用水に活用します。(上下水道局では、設置費用の一部を助成しています。)

お問い合わせ先
伊丹市上下水道局 経営企画室 経営企画課
〒664-0881 伊丹市昆陽1丁目1番地2(局庁舎2階)
電話番号072-783-1600 ファックス072-783-4609