下水道のはじまり

 下水道のはじまりは、今から4000年ほど前のインダス文明の時代までさかのぼりますが、古代バビロンやギリシャの都市国家の時代になるとレンガを使った下水道が造られました。

 当時の下水道は家庭の生活排水を屋敷の外に送り出すためのものでした。古代ローマの時代には植民地を建設するときにさまざまな施設とともに立派な下水道が造られて、市民の生活に欠かせないものとなりました。

 中世になるとヨーロッパでは、し尿を畑の肥料に使っていたのであまり下水道を造らなくなりました。その後、産業革命によって町に多くの人々が集まりだすと、処分できないし尿があふれだして町が不衛生となって、ヨーロッパの各地でコレラという伝染病が流行して多くの人々が亡くなりました。

 昔のヨーロッパの家庭には便所がなく、人々は簡易便器(いわゆる“オマル”かな?)で用をたして土に埋めていましたが、3階建ての石造りの家に住む町の人々は便を捨てる場所がないので困りました。しかたなく夜に窓から道路に捨てたり川へ流したりしたので、町は臭くてとてもきたなくなって伝染病がはやりました。

 このようなきっかけで人々は、きたなくなった町をきれいにして伝染病から人々を守るために下水道が必要と考え、、近代下水道が1850年代にロンドンで始まりました。

 ちょっと関係のない話ですが、当時の人々は伝染病を悪魔や魔物のしわざと思っていたので、魔よけに悪魔がきらう木や草花などの香りを家の中につけて伝染病から家族を守ろうとしました。

 また、町がとても臭かったので、体に香水をつけて香りを楽しむようにもなりました。昔からこのような習慣があったので、ヨーロッパでは香水を造る産業が盛んになり、有名な香水がたくさんできました。

 

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