第3回(平成28年9月28日)

 今回は11名の方にご参加いただき、豊中市にある猪名川流域下水道原田処理場を見学していただきました。

 まず最初に、猪名川流域下水道原田処理場ができるまでのビデオを鑑賞しました。猪名川流域下水道では、大阪府・兵庫県の境を流れる猪名川の水質を保全するため、両府県の6市2町(豊中市・池田市・箕面市・豊能町・伊丹市・川西市・宝塚市・猪名川町)の下水を処理しており、事業主体は大阪府と兵庫県で、豊中市が両府県や流域参画市町から建設・維持管理を受託しています。

 ビデオは現在に至るまでの原田処理場のあゆみが紹介されており、府県にまたがる前例のない流域下水道事業を開始するまでには、様々な苦労や困難があったのだと、歴史を感じさせられる内容でした。

 その後、原田処理場の職員の方から処理場の概要を説明していただきました。

 原田処理場では、日量約39万立方メートル、約77万人分もの汚水を処理しており、微生物の働きを利用して水をきれいにしています。また、汚泥も消化タンクに投入し、微生物の働きで減量するとともに、発生したガスを場内で有効利用しています。

 最後に、原田処理場からのお願いとして、水に溶けないものは流さないでほしいということで、水に溶けるトイレットペーパと、水に溶けないウエットティッシュをビーカーに入れてかき混ぜる実験をされました。「商品に『トイレに流せる』と書いてあっても、それが必ずしも水に溶けるという意味ではない」という説明に、皆さん納得されていました。

 清らかな猪名川の流れを守るのは、私たち一人ひとりの心がけ次第だと実感させられました。

施設の概要説明

原田処理場の概要をビデオを見ながら説明していただきました。

3系水処理施設

最終処理である第3系列の施設内を見学。凝集剤併用型ステップ流入式多段硝化脱窒法という、窒素除去の効率化を目的として開発された技術を採用しています。

処理場内の水を実際に採取して、汚水がきれいになる過程を見せていただきました。

水の色はまだまだこんな色です。

濁っていた水も、ここまできれいになりました。

スカイランドHARADA

3系水処理施設の屋上は約42000平方メートルの公園になっています。写真は多目的運動広場(使用には団体登録必要)。

せせらぎ広場

下水処理した水を再利用しています。

大阪国際空港を離発着する飛行機を間近で見ることができます。

<感想> (一部抜粋)

  • 汚水・雨水の浄化処理がよくわかった。ゴミやティッシュなどが下水道管を詰まらせるだけでなく、浄化装置の故障を引き起こしていることを知り、この面の市民への啓発が必要と感じた。下水処理が猪名川流域自治体共同事業となっていることは、コスト面だけでなく、猪名川の環境保護面でも大いに役立っていると感じた。このことも市民にアピールすればよい。
  • 広い敷地内で日頃の職員の皆さまの努力に感謝するとともに、利用者である我々のちょっとした行い・注意で職員の方の負担が軽くなることがあるとわかり、今まで何がなしに水に流していた物も考えて流そうと思う。
  • 原田下水処理場への下水の流れの仕組みがよくわかりました。ティッシュペーパー、その他なんでもトイレに流すのが一般家庭では普通になっていると思いますので、一般家庭に流したらいけない分類品目を知らす方法があったらいいですね。
お問い合わせ先
伊丹市上下水道局 経営企画室 経営企画課
〒664-0881 伊丹市昆陽1丁目1番地2(局庁舎2階)
電話番号072-783-1600 ファックス072-783-4609